日々の育み  - 東京に家を建てる ・パパ目線の趣味と育児 -

まずは家造りのことを中心に。たまにアウトドアを中心とした趣味や育児をパパ目線で書いていきます。

土地考 / 旗竿地か整形地か? - その1・旗竿地について -

「これは!」と思う土地が出てきた。

しかも時間差で2つ。

同じ区内ながら、エリアは今住んでいるところよりは少し離れる。

今の家から自転車で15分程度。南北の反対に位置していて同じ駅は使える。

 

縁もゆかりもないところかと言うと、学生時代4年間過ごしたアパートが近所で、小さい頃から遊んでいた公園も近所という。

かなり見知った土地だった。

 

候補1 / 旗竿地

 

f:id:beanss:20190131154235j:plain

お値段について。

なにより相場よりもかなり安い。「旗竿地だから安い」というレベルでもなく。

「これは建売業者が買い取るくらいの坪単価ですね」と、仲介業者さんの言葉。

その理由は、手前の整形池を「高めに」なおかつ「早く」売りたいためと聞いた。

つまり「奥の旗竿は早めに売却をしたいから」とのこと。

 

手前の整形地は相場より若干高い程度の値段だったので

「なんでこんなに価格が違うんですか?」

と聞くと、奥が売れてから手前は値下げするらしい。

同じく「奥が売りやすように」そんな理由だった。

 

ってことは

このような形状の土地を買う場合は、奥が売れてからの方がお得ってこと?

そう聞いても、仲介業者さんは「ケースバイケース」として言葉を濁したけれど。

この土地、所有者は個人ではなく法人とのこと。取引も円滑だし、周辺隣地と手前の整形地(そっちは高すぎて手が出ない)との境界フェンス費用も負担してくれるという。それだけで40万以上は余裕でかかりそうだった。お買い得感が増す。

 

土地の形状について。

旗竿箇所を含めればだが、まずはその広さに驚く。120平米近い。

西側に接道する旗竿の間口も3メータ、車の乗り降りも問題なさそうだった。それが10メーター以上伸びて広がる。

旗竿をデメリットだけとせず、玄関までのポーチとして「いろいろ遊べる」気もした。仲介業者さん経由で参考プランを作ってくれた建築士の方も「これは中々ない。面白いですね」と言っていたほどで。実際、子供用のプールだって置けるサイズだ。車も縦に2台は余裕で止められた。

 

広さ」と「値段」以外では、「周辺環境」も良かった。

南側と北側は隣家の庭となっている。借景ではあるが、旗竿地で一番問題となる日当たりも悪くなさそうだった。

 

自分としては「ここでいいのでは?」と思っていた。

しかし他のデメリットから妻は渋る。

 

妻が気にしていた点について。

まずは車の出し入れ

間口が3メートルあるとはいえ、前面道路が若干4メーターに満たない。セットバックするものの、真向かいには車が止まっている状態で圧迫感もある。

「車の出し入れが出来る自信がない」

うちの奥さん、車庫入れがとても苦手なのだ。

次に将来的な借景

南の隣地は大きめの住宅及び一部賃貸アパートという構造だったのだが、いかんせん建物が古い。つまり「いつ壊すかわからない」。うちの近所のように、大きめの家が壊されて細かい分譲になる可能性もある。

「四方を家で囲まれるのは嫌だ」

「隣や裏が公園とかなら、旗竿でもいいけど」

妻の言い分だった。

 

日当たりに対する考え方は人それぞれある。
奥さんのトラウマは「学生時代に住んでいたアパートが日当たり最悪でカビが多かった」とか。自分は「東京なんてそんなもんだろう」という根拠のない割り切り。

「そこは設計でも考慮できる」それは共通した思いだった。

 

車庫入れは仲介業者立会いで体験させてもらった。正直なところ、運転慣れしている自分でもキツかった(3ナンバー , 横幅2メートル程度のフルサイズSUVの場合)。仲介業者の方も「確かに厳しいですね」「整形地との境界に隅切りは交渉します」という言葉があり。有料にはなるけれど、できるだけ安く交渉するとのことだった。

 

すると時間差でもう1つ土地が出てきた。

 

つづく