日々の育み  - 東京に家を建てる ・パパ目線の趣味と育児 -

まずは家造りのことを中心に。たまにアウトドアを中心とした趣味や育児をパパ目線で書いていきます。

間取考 / 求める間取りの全体イメージ

「間取りを自由にできる」というのが注文住宅の最大の醍醐味なのだろう。

特別贅沢な家は建てられないけど、間取りにこだわるのは無料だ。

広さ(坪単価)や設備、実現可能な構造のアレコレから、正確には無料ではないのだけれど...

 

当初から「間取り」に関して大きなこだわりを持っていたように思う。

家事動線を特集している本なども色々買った。

単に図面だけでは想像できないので、ショールームや建て売りや中古など含め完成後の実物 , もしくは写真などと抱いたイメージを摺り合わせていった。

 

f:id:beanss:20190218140146j:plain

結構参考になったのは、suumoの情報誌。その巻頭などにある「特集ページ」だったような気がする。かゆところに手が届くような。特に収納特集など。

間取りのアレコレ、一番想像できない点は「サイズ感」だったように思う。

 

今の借家がメーターモジュールだということもある。現状より広くなるという前提で、頭の中でイメージを組み合わせすぎるのは危険だとも思った。

 

様々な間取りを見てわかったこと。

ベストな間取りなんて存在しない」ということだった。

 

まずは自分と他者との比較。

ライフスタイルや趣味趣向は十人十色、求めるものは各々違う。

そもそも土地の形状や環境も違う。正解は1つではない。

その人にとってベストな間取りも、それが自分に当てはまるとも限らない。

パーツで見ればエッセンスとして大変参考になるものも多く、イメージも膨らむのだけれど。そこを入り口にすると大切なものが見えづらくなる。単に迷う。

 

で、自分が何を求めるか?

そんな「自分」もあてにはならない。

子供もやがて成長する。自分も同じく年をとる。仕事との向き合い方も変わっていくのだろう。自分自身のライフスタイルや趣味趣向も時と共に変化するものなのだ。それに応じて求める間取り(環境)も変化する。

 

家作りは自問自答の繰り返し。

無難すぎれば退屈か?

とはいえ、奇抜であれば満足するのか?

欲しい要素を詰め込めればいいのか?

欲しい要素を諦めてまで、どんな生活がしたいのか?

妻と自分の意見が食い違うところもある中で、

時にはフリーソフトで間取りを作っては消すの繰り返し。

 

せっかくの「自由」な間取りだ、

遠い未来を想定しつつ、今欲しいものを諦めるのも違う気がする。

可能であれば変化を想定し、それに応じた「のりしろ」もあった方がいいのだろう。うちの場合は、面積的にそんな余裕もなかったのだけれど。

 

そんな我が家が求めた全体像

 

  • 開放的なLDK

妻は料理を作る事も、そして食べる事も大好き。お酒も飲む。

子供のお友達家族が多くできたのも、これが一番の要因だったように思う。平日から賑やか。夜の大半はダニングで過ごす。休日にも頻繁に友人も訪れる。

なのでリビングの広さよりもダイニングスペースの快適さを求めた。

キッチンは壁付けのI型でいいらしい。料理に集中できるからと。

実家のアイランドキッチンを使って出した結論とか。

 

前にも書いたが、自分は自宅で仕事をすることが多い。稀にだが、仕事関係の人も訪れる。オンとオフの切り替えもしたい。

ゆえに「できるだけ独立した仕事環境」が自分の最優先項目だった。

今流行りの「リビング階段」は一番のNGだった(うちの実家もそうだけれど)。そこを通過しないと仕事部屋に行けないような間取りは嫌なのだ。

ちなみに、既成のもので探す場合それが1つの障害としてあった。気になる中古や建売に出会っても、それらは漏れなくリビング階段で「廊下の坪数を減らしながらも開放的なもの」が多かった。良さは十分にわかるのだけれど。

 

  • LDに隣接するサービスルーム

とりあえずは子供部屋。ゆくゆくはゲストが泊まりに来たときに。

 

  • 独立した子供部屋

子供が必要とするまでは親宿泊時などのゲストルーム。

子供に関するものは、できるだけここにまとめる。

広い寝室を作り、ゆくゆくは子供部屋と仕切ることも考えたけど、我が家はセパレート感が必要だと思い至り。

 

  • 開放的なバルコニー

これ、都会では極めて贅沢品ではある。もはや庭なんてものは望めるはずもなく。

 

  • 収納の充実

納戸が欲しい。パントリーも欲しい。我が家は物が多いのだ。

自分が家で仕事をするってこともあるのだろう。

その他、キャンプ道具やアウトドア用品の数々が階段下収納や寝室の押入れを占領している。

リビングには学生時代に買ったDJブースやレコードが1000枚程度。

キッチンにも物は溢れている。実家から来た母に「ここ何人家族?」そう呆れられるほどの食器類の多さ。調理道具も多々。

服も多い。2.5畳ほどのWICに衣類が収まるはずもなく、寝室には別途タンス。そこに来て、子ども用品の増加。衣類は階段の踊り場にタンスを設置。

収まりきらなくなった釣り道具は仕事部屋の収納に散乱している。

この歳まで好きに生きてきたツケのようなもので。

 

「断捨離をしたい」それが妻の口癖。

減らすにしても収納は多めに欲しかった。

 

これが建売だと難しい要素でもある。一見、床面積と比較して部屋数や広さなどは確保されているような気がしても、要は収納面積を減らしているような物件が多かった。

「皆どうやって収納しているんだろう」

真面目に悩んでた。